昨日のミヤネ屋観たが、正直呆れたわ...
政府紙幣の話だったが、曜日のコメンテーターはある程度固定されてるので皆反対なのはまぁいいとしよう。
ちなみに北野誠(タレント)、大宅映子(評論家)、嵩原安三郎(弁護士)、池田健太郎(経済評論家)、加藤護(読売新聞編集委員)の5人。
パネルとVTRがアレ。


過去の政府紙幣の実物の提示、基本的に政府は貨幣を、日銀が紙幣を発行してるという説明、
政府が紙幣発行したら赤字国債のように歯止めが掛からなくなるという批判はまぁいい。
(だったら景気対策赤字国債発行もNGなのだがいいのだろうか?)


賛成派のVとして森永卓郎が出演w(金曜パネラーだから仕方ないが)

  1. ニューディール政策でも出した
  2. バブル後の金融緩和で36%に当たる30兆の金融緩和策をしてもデフレのままだったから、現在の36%に当たる50兆なら余裕と説明
  3. 経費は材料費と印刷代だけなのでほぼタダ、残りが財政収入になると主張

てっきり需給ギャップで見ると思ったがマネーサプライで見るというのは斬新だし(コレが正しいかどうかは知らなさ)、
インフレ過熱になれば国債で紙幣を回収しなければいけないと思ったのだがそのまま放置でOKらしい(まだ大丈夫だと思ってるからいいのか)。


池田は「現在の支持率が低いことを考えると、政府は信用されていない訳だから政府紙幣貰っても全て日銀券に変えるだろう。」と主張。
日銀発行と政府発行で信用度が違うのなら、500円玉2枚と1,000円札1枚が等価交換にならない筈だが?w
内閣の支持率と政府が発行する紙幣への信頼とは別だろうに。
また、「金融政策はあまり効果がないと証明された。それより雇用安定をまずすべき」と主張。
金融政策が効果ないとか雇用安定優先だというのは意見が分かれるところだから、まぁ問題はない。


大宅は「これが通るなら世界でやっている」と主張。
ゼロ金利かつデフレで、中央銀行が金融策を打ち出さず、さらに通貨が独歩高になっている国があったら教えて欲しいものだ。


嵩原は「昔、軍票というのがあって、アレで祖父は苦労した」と述べる。
コレは確かに一理ある。が、戦時と不況を同等に扱うのはあまり適切ではないだろう。


パネルが最悪で、政府紙幣発行されたらインフレが懸念されると書いてあった。
それはまぁいい。
リフレになるかインフレになるかは効果が効きすぎるか否かの問題だし、少なくともデフレは解消できると言ってるのだから。
でもって例が「仮に10倍になった場合」っておい!
1.05倍になった時点でも金融引き締めするだろうに。
さらに追い討ちを掛けるようにインフレってこんなに怖いという具体的な例としてジンバブエを出す始末。
政府紙幣なんて奇策中の奇策だから(そもそも日銀が量的緩和やってくれたら何の問題もない)反発があって当たり前だが、
この内容は視聴者を馬鹿にしてるとしか思えない。それとも作ってる人がアホなのか?
恐ろしいことにコレがたかじんのそこまで言って委員会と同じ読売テレビの製作で、さらには全国放送だという事だ。