参議院選挙特番

自民党がは宮城・沖縄を除いた1人区で勝ち、民主党は壊滅的敗退となりました。
国民が安倍内閣を信任したという見方もできますが、
むしろ「民主党はもうコリゴリ」+「橋下慰安婦発言」という敵失による大勝
という消極的な見方の方が正しいのかな、という気はします。


個人的には以前批判した円より子氏が再落選したことは嬉しいのですが、
山本太郎・渡邉美樹両氏が当選という事で嬉しさも中くらいなりという所です。


で、今回の選挙特番ですが、相変わらず池上無双だったようで。
東アジアカップが放送される前の時間帯はチェックしましたが、
その後の時間帯は今週一杯でチェックしようと思っています。


関西ローカルでは、主にフジ系関西テレビ『ANCHOR』の選挙特番を見ていたのですが
2013-07.21 選挙特番-1
2013-07.21 選挙特番-2
2013-07.21 選挙特番-3
2013-07.21 選挙特番-4
東アジアカップの放送で分断されてたこともあり、それほど面白くはなかったのが残念でした。
前回の総選挙特番で大車輪した森田氏の政治家に対する痛烈な批判は見られず、
日中友好条約の話題ではかえって足を引っ張ってる感さえありました。
番組全体としては、自民党西田昌司氏へのインタビュー (1の25分過ぎから) ...
特に宮崎氏とのやりとりは素晴らしかったんですが。


むしろ、それより面白かったのは日テレ系・よみうりテレビ『ten.×選挙×社長』
この番組に出演した社長さんは

阪急阪神ホールディングス・角和夫社長
千房・中井政嗣社長
アオキ・青木豊彦社長
TMオフィス・殿村美樹社長
マイファーム・西辻一真社長
ナチュラルリンク・高野美菜子社長

この6名。
残念ながら女性二人はもひとつパッとしませんでしたが、
他の4名は全てNHK関西ローカル『ルソンの壺』出演者という事もあるのか、
メディア慣れしつつ意見をバシバシ述べていく辺りはある意味爽快でした。
この中では何と言っても阪急阪神HDの角社長の意見が際立っていました。
自然エネルギーに頼れない現状の説明等、ロジカルな解説はさすが大企業の社長さんだなと。
...まぁちょっとフリップ使いすぎじゃね?とは思いましたけどねw


あと、アオキの青木社長。
いかにも中小企業のシャッチョさんな人柄の良さが素晴らしかったです。
マイファームの西辻社長は、農業改革の方向性が個人的な意見とほぼ同じなので
新味はありませんでしたが、共感できる内容でした。
この企画、次の選挙でもやって欲しいですね。むしろ選挙以外でもやっていいかも...

総選挙速報番組

自公が議席の2/3以上を確保するという大勝に終わった訳ですが、自公が勝った事に関しては
安堵する一方、勝ちすぎじゃね?という懸念は正直ありますわ。
それだけ小選挙区比例代表並立制が恐ろしいって事にはなるんでしょうけども。


で、選挙速報の番組を色々見てた訳ですが、概ね評判が良かったのはTV東京みたいですね。
確かに、各政党の主要人物への質問にはキレがありました。相手もキレてたりしましたしねw
【見逃した人へ】池上彰の総選挙ライブの動画
ただまぁ、ぶっちゃけ見所はそんくらいだったような気もします。


個人的に素晴らしいと思ったのが、関西ローカルKTV (フジ系列) の選挙速報。
日本維新の会幹事長の松井一郎府知事、自民党伊吹文明民主党前原誠司国家戦略担当大臣を除く
各政党の主要人物への質問はフジTVのものをそのまま流していたのでかなり微妙だったのですが、
(但し、安藤アナの橋下徹代表代行への質問は一つ良かったです)
関西ローカル部分は浮ついた所が全くなく、実に素晴らしい選挙番組でした。


ANCHOR 選挙特番 解説 青山繁晴 宮崎哲弥 森田実
2012-12.16 総選挙2012ニッポンの決意+関西-1
2012-12.16 総選挙2012ニッポンの決意+関西-2
2012-12.16 総選挙2012ニッポンの決意+関西-3
2012-12.16 総選挙2012ニッポンの決意+関西-4
青山・宮崎氏のコメントが個人的にはいちいち納得できる発言で素晴らしいと思ったんですが、
ネタ的には森田氏の飛ばしっぷりが池上氏以上に笑わせてもらいました。
まずは2本目1:40から始まるの前原誠司へインタビュー内の批判(8:30辺りから)。

今子どもみたいな言い訳をしてますけどね、冗談じゃないですよ!

さすがにこの発言には前原氏も苦笑いw


そして3本目の石原慎太郎代表へのインタビューを受けての解説(40:39辺り)は爆笑。

石原さんがね、自分の主張を言えない時には会計問題を打 (ぶ) つんですよ。
で、会計問題を打って時間を潰すんですよ。
だから、今主張すべきものが無い、というのを証明した訳ですよ。

関西テレビの山本アナウンサーが思わず「森田さん、今日飛ばしますね」と思わず突っ込むほどの切れ味でした。
これが関西だけでしか放送されてないのが非常に勿体無いと思いましたね。(だから記事にしたんですが)

現時点での政治的立場

というのを一応明確にしとこうかと。
キーワードは「可逆性」 (Reversible, 元に戻ることができること)。
いかにして「PDCAサイクル」を回すような構造にするか。
間違った場合にはちゃんと元に戻せるように不可逆性を避ける構造になっているか。
といった辺りかなぁと。


インフレターゲット: 基本賛成
とは言ってもインフレ率の設定だけでは何の意味も無い訳で。
既に2度国債買入オペが札割れを起こしてるので、金融緩和だけでは限界に来てるのかなと。
アメリカが景気回復すればまだ緩和する余地があるのかもしれませんけども。
以前は高橋洋一のように、金融政策でデフレは解消できるという考え方だったんですが、
こうふうに「金融緩和だけじゃ無理。投資する先が無いからデフレな訳で」と言われて、
その後の状況を注視してましたが、インフレ率がマイナスまでに落ち込むという例外的な条件下では、
金融緩和だけでデフレ脱却というのは無理なのかなと。


公共事業拡大:賛成
ということで、需要を下支えする為に財政出動という話にならざるを得ないかなと。
公共事業って話になると、当然ながら箱物行政がーとか政財界の癒着がーという批判が出てきますが、
笹子トンネル崩落事故のように、高度経済成長時前後に建てられた施設が日本には山ほど存在するので、
まずはこの点検・保守に力を注ぐ。
現状でさえ安全性が確保できないという理由で通行止めになってる道路とか、結構ありますし。


福島第一原発事故もある意味笹子トンネルと同じ問題だと思います。
古い施設に関しては、主に経年劣化が問題点になりますが、
福島第一と笹子トンネルに関しては古い設計技術が問題じゃないかと。
福島第一の非常用電源が地下にあるのは、アメリカの設計をそのままコピーしたもので、
何故地下にあるのかと言うと、竜巻の被害を最小化する為だと聞いた時には、ホント呆れました。
(本当かどうかは知りませんが)


原子力政策: 縮小しつつ維持
危険性という言葉の中には、ある程度計算が立つリスク (Risk) の問題と、
どれほどの危険性があるのか分からない不確実性 (Uncertainty) の問題の2つがあります。
福島第一も笹子トンネルも、想定外の事が起きたという意味では不確実性の範疇です。
(福島第一に関しては共産党が事故以前から指摘していましたが。ここは評価されるべきです)
福島第一の事故で、原子力は少なくとも今まで想定されていたよりリスクは高いという事は分かったので、
これを原子炉の数を減らすことによってリスクを下げる必要はある。
この事に関しては原子力推進派でも認めざるを得ないと思います。


とは言え、原子力から撤退するのは賛成しかねます。
エネルギーの安全保障、多様性の観点からみてもそうですし、
日本が原子爆弾を持たずに済んでるのは、現状はアメリカの傘の下に入ってるからですが、
個人的には「いつでも核は作れる技術はある」というスタンスを取れるのは非常に大事だと思います。
また、日本はかなりの原子炉を諸外国で作ってる訳で、
日本で原子炉を所有していないと、これらの国の安全性が低下する恐れもあります。
中国や韓国の原子炉が世界を席巻するような状況は正直想像したくないですね...


その為にも、各電力会社の最も安全な原子炉2〜3基は維持。
(メンテナンスで稼働期間が途切れるのを防ぐため)
その他の施設は即刻廃炉へ。
より高い安全基準を満たす施設の建設は認めるものの、稼働する施設は2つまで。
(中長期的に維持するため)
この辺りが妥当かなぁと。まぁどの施設が最も安全かで絶対モメるでしょうけどもw
そんなに安全じゃなかったのに今まで稼働してたのか、って話になりますしね。


福島第一の問題は、それまで不確実性の範疇だったものが危険性の範疇に入ったものなので、
少なくとも津波に関しては新たな安全基準を創れば解消できるはずです。
(現に、念のため高いところに建てた女川原発はほぼ無傷でした)
もちろん、津波以外の不確実性は依然残されていますが、不確実性のない事業なんてものは存在しません。
まぁこれらの提案は、原子力規制委員会がマトモに機能する事が前提なんですけども。
経済産業省から内閣府への移行と、原子力以外の事業の移管は賛成ですが、
果たして組織再編だけで機能することやら...


個人的には、経済的な観点から原子力を維持すべきという考え方にはあまり賛同できません。
使用済み核燃料や廃炉にするコストなどはほとんど払っていない状態ですし、
安全基準を今まで以上に上げるためにはさらなるコストが掛かるでしょう。
その上、福島第一事故の保障をコストに入れても、まだ火力より経済的だとはとても思えません。


TPP:反対
最大のネックはISDS条項とラチェット規定です。
ラチェット規定に関してはセーフガードは存在すると反論してるみたいですが、
そもそもラチェット規定は不可逆性を目的しとしたものですから、個人的には受け入れられません。
(脱退すりゃ済む話ですが、こういう協定から抜けるのは実質的に不可能でしょう)
というか、マスコミ各社は概ねTPP賛成ですが、みなさんそんなに再販制度がお嫌いなんですかね?w
絶対争点になるでしょうに。
恐らく総論賛成各論反対の、割りといつもな感じのスタンスなんでしょうけども。


FTA拡大に関しては賛成です。もちろんISDS条項とラチェット規定が無いのが条件ですが。
まぁこの問題に関しては米韓FTAの推移を見守れば、いずれ問題が露わになるでしょう。
既にいくつか兆候は現れてますけど。


規制緩和: 基本反対
小泉構造改革を全否定するつもりは全くありませんが、
むしろ、現状は規制強化すべき箇所がいくつかあるんじゃないかと。
例えばバス・タクシー、派遣など。
いかにしてPDCAサイクルを回すかという事を考えれば、規制が妥当なものなのか常にチェックする
必要はありますが、規制が厳しいという前提に立った規制緩和には反対せざるを得ません。


社会保障: 不明
現状のままでは立ち行かなくなるというのは分かるような気がしますが、
正直どの方向性が正しいかは分かりません。


憲法改正:賛成
個人的には九条も改正する必要があると考えてますが、今すぐ変えろという意見には賛同しかねます。
但し、憲法九十六条の2/3規定に関しては絶対に変える必要があると考えます。


日本で憲法が施行してから約120年経っていますが、今までに憲法が改定されたのはわずか一回のみ。
戦後に大日本帝国憲法日本国憲法に改正された時だけです。
共通するのは改正規定。大日本帝国憲法では第七十三條、日本国憲法では第九十六条の2/3条項です。
戦争に負けるといった大変革が起きない限り憲法が修正されないなどという構造は、
客観的にみてもPDCAサイクルが機能しているとは言えないでしょう。
国民が憲法を改正することが事実上できない構造。これで国民主権などと言えるのでしょうか。


まずは2/3条項を1/2条項に変える。それだけでは恐らく容易に変わりすぎるという声も出るでしょうから、
衆参両院で1/2を満たし、かつ衆参両院が一度選挙した後に再度1/2を満たしたら国民投票に掛ける。
2/3を満たせば即座に国民投票へ。このくらいが妥当じゃないかと思います。


表現の規制強化:反対
このブログでは以前に何度か触れてるので、改めて書くことは無いとは思います。
何にせよ、表現の規制を政府や行政が規定するというのはとても危険なことです。

ガンバは生き延びることができるか



GRGR_
しかし来年になってガンバとレッズの立場が入れ替わってても不思議じゃない。それがJリーグ
link
去年の12/3にこんな事つぶやいてた訳ですが、まさかそれより悪い状況に追い込まれるとは... ということで今年のガンバ考察。

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2年前くらいに「MicroProse版Magic the Gathering」にハマってると書いてましたが...
未だにやっとりますw
昔から割と同じゲーム何度もやり続ける傾向はあるにはありましたが(例えばWizardry)、
オッサンになってさらに顕著になってるような...
別にやったゲームつっても、Wiiドラクエ1・2・3とかだしなw


今回はカードの入手について、攻略的に書いてみようかと。
まずはカードを入手する方法の解説を。

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