ということで、MicroProse版Magic the Gatheringの攻略的なものを。
基本的にはリセット前提ですが、ノーリセットでPower10を4枚コンプ等も十分可能です。


1) 序盤 カード集め
特にwizardで始めると、初期デッキはまだシールドデッキの方がマシじゃね
と言いたくなるような酷いものなので、少しづつ改善していきます。

ほら酷い。
コレは白のwizardデッキですが、無意味に5Cな上、除去が気軽には打てない《Orcish Artillery》1枚。飛行も3体のみ。
《Ghost Ship》はそれなりに強いんですがデッキに島2枚しかないのに出せとか、
再生するならUUUが必要ですが、島2枚に加え《Ley Druid》がいて初めて再生できるとかもうね。
まぁ緑や黒には基本地形4種類しかないのに5Cとかですけども。


カードは「Buy 10 food for 25 gold」と表示されてる街で売ります。

概ね20goldで交換してくれる街よりも1.5倍、村と比べると倍近くで買い取ってくれます。
厳密に言えば、街ごとに色によって値段は上下しますので、安い色は他の街で売るのも手です。
(基本地形の買取価格で判断できます)


逆に、強いカードならともかく、資金集めの為のカードは村で買います。街の概ね半値で買えます。
特にデュエルしても勝率が低い初期は、なるべき敵とは戦わずに避け、村でカードを買って
街で要らないカードを売りさばき、使えるカードだけ残してgoldを貯めるを繰り返した方がいいでしょう。

序盤はデュエルを避け、村でカードを買って、要らないカードを(相場の高い)街で売る。


2) クエス
村や街で受けられるクエストには「手紙を渡す」「カードを渡す」「敵を倒す」の3種類があります。
「手紙を渡す」は指定された街に行くだけです。
「カードを渡す」は指定されたカード(例えば、白のソーサリー)のうちランダムで1枚を渡します。
「敵を倒す」は指定された敵を倒して村や街に戻ります。


エストの報酬も3種類あって、「アミュレットを貰う」「マナリンクが付く」「カードを1枚選ぶ」です。
街で受けられるクエストは「敵を倒す」「カードを1枚選ぶ」の組み合わせのみ。
村で受けられるクエストは「手紙を渡す」→「アミュレットを貰う」「マナリンクが付く」
「カードを渡す」→「マナリンクとアミュレットを貰う」
「敵を倒す」→「アミュレットを貰う」の3パターンです。


序盤は「敵を倒す」クエストはなるべく避け、白アミュレットをかマナリンクが付くクエストを受けます。

白アミュレットは中盤くらいからSword of Resistanceを使いまくるので。
「カードを渡す」クエストは既にカードを持ってるなら受けてもいいですが、クエストを受けてから探すと
意外と見つからなくて失敗することもあるので注意。
特に、「白いソーサリー」「青いソーサリー」は種類が少なく、手に入りにくいです。

カードの売買のついでに受けられるクエストは受ける。マナリンクが付くカードは積極的に。
但し、リスクはなるべく避ける。

3) デッキ
初心者は赤緑で〜 という話もありますが、このゲームに限っては正直お勧めしかねます。
除去やクリーチャーの質量を考えると黒一択。
いかに元のデッキから2色へ、さらには黒単へとシフトしていくかが序盤の考えどころです。


単純にデッキを強くしてもいいですし、例えば緑の防御円が3枚くらい集まったら緑相手に無双するのもいいです。
緑のクリーチャーは比較的弱いですし。


地道にカードを集めてもそこそこ強いデッキは作れますが、思い通りのデッキを作ろうとすると
遺跡のGoldでカードを買えるショップを引き当てる必要があるので、どうしても運が絡みます。
リセット前提なら、2,500G強溜まったら遺跡の前でセーブし、ショップが出るまでリセットを繰り返します。
暫くでなければいずれ基本地形しか出なくなるので、別のセーブデータを一旦読み込むなり、
遺跡に別の角度から入るなりして乱数を変えます。


私はこういうデッキを組んでいます。

ただ、Paladinだけは黒対策カードが5種類16枚も入ってるので、このデッキでも苦しいです。
また、Mana Flareを張ってくるHydraやWar Mageは若干厳しくなります。
なので、Paladin相手には白デッキ、HydraやWar Mage相手にはDrain Lifeを4枚投入します。


《Contact from Below》 《Hypnotical Specter》《Paralyze》《Juggernaut》を各4枚、
《Royal Assassin》《Icy Manipulator》を各2枚買えればほぼ負けないデッキが出来上がると思います。
《Dark Ritual》も必須ですが、比較的手に入りやすいので買わなくてもいいかもしれません。
ちなみに、初期状態では同じカードをデッキに3枚までしか入れられませんが、

Tone of Enlightenmentを入手すると上限が4枚になります。


主な勝ち手段は速攻で《Hypnotical Specter》《Juggernaut》を出して殴りきる、
《Paralyze》《Icy Manipulator》でソフトロックを掛ける、の二つです。


ノーリセットなら、運よく遺跡のショップが出るまで頑張りますw
プレイが長時間になると遺跡が出にくくなりますが、一旦セーブすると少し出やすくなるみたいです。

デッキは基本黒単。《Contact from Below》はぶっ壊れてる。


4) ダンジョン探索用のデッキ
きちんと強いデッキが組み上がればまず負けませんから、あり余るくらいのGoldが手に入るようになります。
再び遺跡のショップを引き当てることが出来れば、ようやくレアなカードを集める準備が出来るようになります。


まずはダンジョン探索用の白デッキを作ります。

ちょっと適当に作りすぎてますが...
基本的には《Serra Angel》《Spirit Link》があれば勝てるでしょう。
ダンジョンによって最初から場に出てるカードが違うので、それに対応して少し入れ替えます。
青いダンジョンでは《Power Struggle》があるので、《Disenchant》《Nevinyrral's Disk》を入れ、
(青いデッキでバウンスするより、白で壊した方が手っ取り早いです)
黒いダンジョンでは《White Knight》等の色対策カードを入れます。但し、2色/3色のクリーチャーもいるので完全にメタらないように。
他のダンジョンだと《Swords to Plowshares》はあった方がいいでしょうね。
上のデッキでは2色にしてますが、白単色でも何ら問題ないです。


ダンジョンにはとりあえず入ってみてどんなルールか確認してからリセットでもいいですし、
情報をちゃんと仕入れた上ではいるのもいいでしょう。

ダンジョン攻略は基本白メイン。

5) カードの複製
Sorcerer,Conjurer,Mind Stealer,Elementalistを倒すと、稀に自分が所有するカードの複製ができます。
敵が使ってこない《Library of Alexandria》《Mishra's Workshop》のようなカードは、ごくごく稀に遺跡の敵を倒すと
手に入ることがあるくらいなので、複数使いたいならダンジョンで入手した後に複製するのが現実的です。
リセットを繰り返してもいつか複製してくれる訳では無さそうです。


6) 敵から奪う− 《Bronze Tablet
さてここからが本題。
一枚一枚複製してると結構時間がかかるので、複製でなければ増やせないカード以外は基本的に敵から直接奪うことになります。
方法は二つありますが、こちらはお手軽。

《Bronze Tablet》で場に出ているカードをパクります。
6マナ+4マナと結構重いですが、労力考えるとだいぶ楽です。
また、所有権の交換なのでダンジョンでも使えます。
BLUE CASTLEや街の防衛戦で敵がたまに使ってくる《Serendib Efreet》や、ドラゴンが使ってくる各種Mox
Crusaderが使ってくる《Knights of the Rainbow Vale》辺りが対象になります。
欠点はパーマネントのみを対象にできること、《Black Lotus》は基本的に場に残らないので難しいこと、
大量にパクるには《Bronze Tablet》の在庫が必要だという事くらいでしょうか。
まぁ安いのが幸いですが。
《Tempest Efreet》も所有権を交換できますが、敵の手札が残り一枚で、かつそれが欲しいカードの時でないと使えないので
あまり現実的ではありません。
理論上は《Disrupting Scepter》で手札を絞り、《Glasses of Urza》で手札を確認するか、
《Time Elemental》《Boomerang》等でバウンスする...


7) アンティとして敵から奪う− 《Demonic Attorney》
もう一つ、《Demonic Attorney》でアンティを追加する方法があります。


欠点はこれ単体では確率がもの凄く低いこと、ダンジョンでは敵のアンティが発生しないので使えないことですが、
パーマネント以外もパクれますし、何度も使い回しが可能です。
一応「デュエルに勝たなければ奪えない」というのもありますが...w

あと、アンティカードを使うとアンティは最高でも4枚(デュエル前に表示された1枚+3枚)に制限されます。
アンティを何枚追加しても有効になるのは最初の2枚だけなので、そこには注意が必要です。
例えば、上の画像のように《Demonic Attorney》を3回使っても

実際に貰えるカードはこうなります。


先にも述べたように、《Demonic Attorney》は単体でめくら打ちしても1/60の確率なので、当然ながらコンボで使います。
一つ目はこのカード。

欠点はアーティファクトしか対象にできないこと、欲しいカードを敵の墓地に落としておく必要があることですが、
《Demonic Attorney》が手札に複数あれば、その数だけ欲しいカードを奪うこともできます。
ロックを掛けて《Disrupting Scepter》で捨てさせるもよし、《Mill Stone》で直接ライブラリーを削るもよし。
《Black Lotus》をアンティに追加するには最も適したコンボとなります。


もう一つはこのカード。

5枚見て欲しいカードが無ければ「何もしてない」と同様のカードなので、なかなか辛いカードなのですが、
《Demonic Attorney》を打ってはいけないタイミングは分かります。
《Timetwister》と《Time Walk》を毎ターン打つエターナルデッキが組めるようになれば本領発揮。
欲しいカードがトップに来るまでグルグル回せますし、《Millstone》や《Ancestral Recall》のようにトップの位置を
変えるカードも使えばより効果的になります。
エターナルで組む時には、キーカードがアンティにならないように《Jewel Bird》2枚で保険を掛けるのを忘れずに。

もう一枚、《Natural Selection》でも同じことができます。


8) 敵のMind Controlを逆に利用する
PriestessとMind Stealerはたまにミラーマッチ(プレイヤーと同じデッキを使用)を仕掛けてきます。
この時《Demonic Attorney》や《Bronze Tablet》を使えば、欲しいカードを奪えることになります。
レアなカードをてんこ盛りしていれば、勝手に《Contact from Below》でアンティに追加してくれることも。