俺の作ったデッキがヒドい。

昨日は年3回くらい開催されてる仲間内でのMtGリミテッドの日でした。
そのデッキが酷かったので、反省の意味を込めて記録しようかと。
マジック・ザ・ギャザリング分からない人にはイミフなので読んでも仕方ないですよと。


分かる人にだけ分かるように説明すると、仲間内ルールでは、

・ルーリングは基本的にテンペスト時代で
・パックは新しいカードを買うのではなく、適当に昔使ってたカードを放り込んだ中から適当に45枚引っ張ってくる

という事してます。
ルーリングが最新を参照しないのは、イチイチチェックなんぞしてられないという事です。
なのでマナバーンはありますし、ダメージはスタックに乗るので当て逃げができます。


この環境の面白い所は、リミテッドなので構築には不向きなカードでも輝ける点と、
カードプールがかなりカオスなので、思わぬコンボが発動する場合があるって事でしょうか。
例えば《不自然な淘汰/Unnatural Selection》+《霊の鏡/Spirit Mirror》等。
私達のように全員マジックを引退して、使わない資産が眠ってるといった人でないとやれない環境ですが、
PCソフトでこういう感じのドラフトってできないもんですかねぇ。


ということで本題。昨日は5人だったのでアタックレフト→アタックライト を2セット。
計4戦して2勝、2回は最初にドロップと波の激しい感じ。
ただ、そのうち1勝はアップキープコスト払い忘れのおかげで勝ててたので実質1勝でした。
そのデッキがヒドい。

まずは1戦目。

1 《魂の管理人/Soul Warden》
1 《セラの天使/Serra Angel》
1 《法をもたらす者/Lawbringer》
1 《航行長ハナ/Hanna, Ship's Navigator》
1 《誠実な証人/Devout Witness》
1 《雲を追う鷲/Cloudchaser Eagle》
1 《髑髏の占い師/Augur of Skulls》
1 《忍び寄る暗殺者/Stalking Assassin
1 《終末の死霊/Doomsday Specter》
9 creatures


1 《生ける屍/Living Death》
2 《Demonic Tutor》
1 《Hymn to Tourach》
1 《非業の死/Perish》
1 《死後の生命/Afterlife》
1 《衝動/Impulse》
1 《土地税/Land Tax》
1 《浄火の鎧/Empyrial Armor》
1 《命綱/Lifeline》
1 《巻物棚/Scroll Rack》
1 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
12 other cards


1 《隠れ石/Stalking Stones》
8 《平地/Plains》
6 《沼/Swamp》
4 《島/Island》
19 lands

このデッキの肝は何と言っても《土地税/Land Tax》《巻物棚/Scroll Rack》という、
かつてエクステンデッドで活躍して禁止されたコンボが内蔵されてる事でしょう。
《Demonic Tutor》が何故か2枚あることでほぼ確実に揃えられます。
割られても《航行長ハナ/Hanna, Ship's Navigator》で保険が効いてますし、
密かに《ハナ》と《誠実な証人/Devout Witness》で擬似《解呪/Disenchant》バイバックになりますし、
《ハナ》と《命綱/Lifeline》が並んだら、片方壊しても戻ってくるという、嫌らしい状況にもなります。
《命綱》と《髑髏の占い師/Augur of Skulls》《法をもたらす者/Lawbringer》もコンボですしね。
そして、リセットには弱い《命綱》ですが、そういう時のために《隠れ石/Stalking Stones》と、
目立たない所で意外とシナジーが噛みあってるデッキではあります。


だけんども、しかし。
《生ける屍/Living Death》って何ですかコレは。
クリーチャーの数が少ないのにコレ打っても大抵自分が苦しむだけですし、
自分のクリーチャーは《命綱》で死ににくくなってるので、リセットする意味も薄れます。
捨てさせたクリーチャーが帰ってくるという意味で《髑髏の占い師》《Hymn to Tourach》との相性も悪い。
《非業の死/Perish》も除去としてはニッチすぎますし。
最悪なのが《終末の死霊/Doomsday Specter》。
《生ける屍》と相性悪い手札破壊なのに加え、場に出そうとしても手札に戻せるカードはたった3枚。何がしたいのかと。


なので、黒は《Demonic Tutor》*2《髑髏の占い師》《忍び寄る暗殺者/Stalking Assassin》の4枚に絞り、
代わりに残ってた青いクリーチャーを入れるのが正解だったなと。
むしろ《土地税/Land Tax》貼れば簡単に5色出るので、《命綱》と相性が良いクリーチャーをピックするべきでした。


out 《生ける屍/Living Death》《Hymn to Tourach》《非業の死/Perish》《終末の死霊/Doomsday Specter》
in 4 creatures


2戦目のデッキはコレよかマシですが。

1 《崇敬の壁/Wall of Reverence》
1 《堅牢な防衛隊/Staunch Defenders》
1 《レイディアントの竜騎兵/Radiant's Dragoons》
1 《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》
1 《熱風の滑空者/Thermal Glider》
1 《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》
1 《ベナリアの伝令/Benalish Heralds》
1 《真実の信仰者/True Believer》
1 《トリスケリオン/Triskelion》
9 creatures


1 《沈静/Allay》
1 《転覆/Capsize》
1 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《拘引/Arrest》
1 《パララクスの波/Parallax Wave》
1 《プロパガンダ/Propaganda》
1 《失われし夢の井戸/Well of Lost Dreams》
1 《象牙の塔/Ivory Tower》
1 《パワー・マトリックス/Power Matrix》
1 《巻物棚/Scroll Rack》
12 other cards


1 《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
1 《流砂/Quicksand》
1 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
1 《リシャーダの港/Rishadan Port》
11《平地/Plains》
4 《島/Island》
19 Lands

こっちはファンデッキ風味。《失われし夢の井戸/Well of Lost Dreams》面白くね?という感じ。

Well of Lost Dreams / 失われし夢の井戸 (4)
アーティファクト
あなたがライフを得るたび、あなたは(X)を支払ってもよい。Xはあなたが得たライフの総量以下の点数である。そうした場合、カードをX枚引く。

ライフ回復の際にマナを支払うことでカードを引けるアーティファクト
わざわざライフ回復呪文を唱えてさらにマナを支払うと重くなりがちなので、太陽のしずく/Sun Dropletや浄火の本殿/Honden of Cleansing Fireなど、自動的にライフを得られるカードとあわせるとよい。天使の羽根/Angel's Featherなども白の呪文に+1マナで1ドローとなり、ぐっと使いやすくなる。
崇拝の言葉/Words of Worshipとのシナジーは特に強力。マナのある限りライフとドローを獲得できる。
レア ダークスティール
M:TG Wiki 失われし夢の井戸

コレ1枚では「何もしない」カードなので正直構築には不向きですが、
Wikiに書いてるように、マナがかからずに回復できるパーマネントと組み合わさるとえらい強いです。
こういうカードが輝ける場合があるってのがこの環境の面白い所ですわ。


でもってライフ回復呪文は4枚。
一応《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で回復できない事は無いんですが、自分のクリーチャーにはよっぽどの事がない限り打ちませんし。
何と言っても《象牙の塔/Ivory Tower》でしょう。
単体でもブッ壊れてますし、カードを引くことと《象牙の塔》の能力とも噛み合ってます。
思った以上に活躍してくれたのが《崇敬の壁/Wall of Reverence》。
ブロッカーとなってダメージを抑えつつライフ回復。さらにコンボでドロー強化に。かなり良い相棒でした。
《堅牢な防衛隊/Staunch Defenders》《レイディアントの竜騎兵/Radiant's Dragoons》でのドローはさすがに厳しかったですが、
それでも1〜2枚はドローできましたし、《パララクスの波/Parallax Wave》や《転覆/Capsize》での再利用できたりと、
割とシナジーに関してはよく出来てたんじゃないでしょうか。
《パワー・マトリックス/Power Matrix》は突破力のないクリーチャーばかりのデッキには良いカードでしたし、
何気に《崇敬の壁》の回復量を増やすという地味な効果もありました。
《真実の信仰者/True Believer》もまぁ悪く無かったです。
ティム本体や《隠れ潜む密通者/Lurking Informan》《悪魔の布告/Diabolic Edict》の対象にならなかったりしましたし。


だけんども、しかし。
《沈静/Allay》って何ですか。
そりゃエンチャント対策は他に《忘却の輪/Oblivion Ring》しか無いけど、いくら何でもやりすぎでしょうに。
あと、《プロパガンダ/Propaganda》。マナを絞るカードが《リシャーダの港/Rishadan Port》しか無いのにどうしろと。
ブロッカーは比較的いるので、回避能力が高いクリーチャーがチマチマ攻撃してくる状況では効果も薄いですし。
その上、《転覆/Capsize》を一瞬抜こうとしたのは何とかしろ。青で唯一コレ打てば勝てるカードなのに。


out 《沈静/Allay》《プロパガンダ/Propaganda》
in 2 creatures