れびゅーその7
年内あと1回くらい更新できっかなぁ。
歌謡絶望大全集、DVD3本と、若干の漫画について更新予定。
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の批判本。
『環ウソ』は「たかじん」効果で相当売れたらしく、続編も平積みになっている。
この本、どうも胡散臭いというか、トンデモ本じゃね?
と思ってたら非常に頼りになる方が本出してるじゃないの。
若干微妙な記述も無いことはない。
例えばペットボトルは原料である石油からペットボトルにするよりも、
ペットボトルをリサイクルして再加工する方がエネルギーを消費する。
それよりもアルミニウムは原料からアルミ缶を作るよりはアルミ缶をリサイクルする方がエネルギー消費が低いので
ペットボトルよりもなるべくアルミ缶のものを飲んで再利用しようというような記述がある。
だが、ペットボトルを再利用する為のエネルギーとアルミ缶を再利用する為のエネルギーを比較しないと
アルミ缶の方が再利用する価値が高いと言えないんじゃね?
まぁ恐らく比較したらアルミの方が低いんだろうけど。
後、海面上昇に地表の膨張が含まれてないとか。
とは言え、科学的な考察はしてるようなので概ね信頼できる。
『環ウソ』では非常にデータが怪しかったが、『ウソのウソ』はデータを提示しつつソースも出してる。
しかもほとんどがネット上のデータなので検証もしやすい。
ほとんどの環境本では温室効果による気温上昇及び海面上昇のデータに誤りがあるのだが*1
100年で30cm前後という最新の予測を使っている。まぁコレも正しいかどうかは分からないが。
『環ウソ』ではペットボトルはリサイクルされてないと書いていたが、リサイクル工場へ実情を取材してる辺りも好感が持てる。
TV映えしない山本弘だけど、この件に関しては「たかじん」に出て喋ってもらいたいなぁ。
「キャバクラ」の心理学―「いい気」にさせて通わせるエモーショナル・マーケティングの真髄
- 作者: 山本信幸
- 出版社/メーカー: オーエス出版
- 発売日: 2000/03
- メディア: 単行本
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いやー中々面白い。キャバクラ行ったことないから実情がどうなのかは知らないが。
金払って擬似恋愛しようなんて思考回路全くないしなw
いかに顧客を掴むか、の駆け引きはメイド喫茶に通じるものがあるように感じる。まぁメイド喫茶も行ったことな(ry
20%のホステスが売り上げの80%を稼ぐ「80対20の法則」なんて辺りは中々興味深い。
立場は逆だが、ゲーセンでは20%の客が売り上げの80%を占めるらしいしな。
ひょっとしたらキャバクラでも20%の客が、ってな法則が成り立ってる気もするし、
人の趣味で飯食ってる産業全般で結構この法則が成り立つのかも。
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/11/07
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萌えに関する社会学的考察としては非常に興味深い。
まぁまさかHPでやたら取り上げてた「EVA」「ONE」「Kanon」「痕」「シスプリ」を軸に語るとは思わなかったがw
その辺りの記述は読んでなかったが*2、昔からこんな事言ってたのかしら。
何気に共同体の崩壊と個人主義の蔓延という、個人的に今一番気になってるイシューに結びついているので非常に参考になった。
- 作者: 宮崎哲弥
- 出版社/メーカー: 時事通信社
- 発売日: 1998/08
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若干タイトルに偽りあり。自分の時代がいかに進んでいるかの記述がほとんどで、
終わった後に原始仏教の思想をメインにした時代が来るといいな、と最後に述べられているだけ。
終わってもないし、終わった後も予測じゃなくて希望的観測じゃないの。
とは言え、個人主義の蔓延がいかに害悪を撒き散らしてるかを理解するには良い本かも。
こちらにもEVAの記述があり、さすがに萌え要素には触れてないが割りとにたような内容になってるのは面白いし、違いがあるのも面白い。
10年も前の本なのに、内容が全く古くなってないのもまた興味深い。