ドイツ 4 - 3 メキシコ (延長1-0)

テクニックという点では多少不満が残る試合だったが、激しい試合で見どころはあった。
一番光ったのはメキシコのFWボルヘッティ。何ですかあのヘディングは。
身長は183cmと決して葉っぱウマーとまでいかないが、ポジショニングがスゲェ。
セットプレイで一人だけ違う方向に動いてるし、DFの視角に消えてからシュートの際には前に出てくる。
この辺りは日本代表で言うと大黒が非常に上手いんだが、高さと正確さが全然違うしな。


ドイツではもちろんバラックシュバインシュタイガーがまず目につくが、
ここはあえてフートくんを。
欝ニムがコラムで触れているように、ドイツ代表の加地(笑)さん的存在。
スピードに欠け、アドリアーノにちんちんにされたフートくん。
が、今回ボルヘッティには一発やられたものの、再三危ない場面を救った上に点まで取っちゃったフートくん。
加地さんと同じく足元のスキルが微妙で見ていてイライラするタイプだが*1
加地さんがスタミナを生かした運動量の多さという長所があるように
フートくんも強靭な体躯と高さが持ち味。
そしてどちらも伸びしろがたっぷりあるのも魅力。
一年後、WCの舞台でフートくんと加地さんがどのくらい成長してるのかは見物だと思う。


後は監督のクリスマンか。
WCを踏まえて若手を起用したのは素晴らしいが、采配も見事。
前半10分くらい全くペースが掴めてなかったが、コーチング一つで一気に流れが変わった。

*1:慣れるとそれが愛らしくなってくるのも同じだな