ボーイズラブ本を18禁扱い→「住民グループ」が猛反発→18禁扱いを解除…大阪・堺市図書館

どうも火がついたのが11/20放送の「ムーヴ」だそうで。見てないから論評は避けるが。


表現の自由を主張し、児童ポルノ法案に反対をし、ジェンダー論にも一定の理解はするウリですし、
堺市図書館の対応は多少不適切で、住民グループの圧力は至極まっとうだとは思うのですが...
まー違和感は感じるなw

住民グループが「特定の本を排除したり廃棄したりするのは、図書館ではあってはならない。政治的圧力もある」と反発

んなことはない。図書館が特定の本を排除したり廃棄することはありうる。
図書館の自由に関する宣言を見てみるといい。

第2 図書館は資料提供の自由を有する


 国民の知る自由を保障するため、すべての図書館資料は、原則として国民の自由な利用に供されるべきである。
 図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。
 提供の自由は、次の場合にかぎって制限されることがある。これらの制限は、極力限定して適用し、時期を経て再検討されるべきものである。
(1) 人権またはプライバシーを侵害するもの
(2) わいせつ出版物であるとの判決が確定したもの
(3) 寄贈または寄託資料のうち、寄贈者または寄託者が公開を否とする非公刊資料

ただ、わいせつ出版物であるとの判決が確定した訳ではないので、この団体の訴え自体は妥当である。
とは言え、じゃぁ判決が確定してないなら何でも図書館に置けるか?と言われるとそうではないだろう。
フランス書院の本が図書館に並んでるのはさすがにマズかろうw
個人的な感想としては、18禁じゃなけりゃ別に構わないとは思うけどな。
堺市図書館勝目梓の本が普通にあるのだから、(恐らく18禁ではない)BL本だけ18歳未満貸し出し禁止にするのは不適切だとは思いますね。