喪男の哲学史 本田透
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: 単行本
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「聖母マリアは人類史上初の萌えキャラだ!」みたいな内容を延々と綴ったコラムがあって爆笑したんですが、
この本はそのテイストで哲学史を語ります。全部そんな感じの内容です。
んでまた、あながち間違ってはいない辺りがある意味ひどい。
プラトンの思想をひらたく一言でまとめると、「えいえんは、あるよ」ということになりますよね。
ところで、アガペーも日本語で言えば「萌え」ですよね。
言ってみれば、自我の世界を完全に割ってしまったデカルトの二元論は「最終兵器彼女が登場しない『最終兵器彼女』の世界」です。
「世界がどうなろうと知ったこっちゃねぇ、俺は童貞だ!」と叫びました。これが実在主義誕生の瞬間です。
ニーチェの超人思想とは、ですから、「誰が何を言おうが俺は俺だ、俺万歳」という俺萌え主義なのです。
まぁ形而上のものを全て二次元という言葉に置き換えたとかそんな感じなんですけどね。
個人的には超お勧めなんだがなぁ...