反社会学講座 (ちくま文庫)

反社会学講座 (ちくま文庫)

コレは素晴らしい。今年読んだ本で一番ワロタ。
社会学の胡散臭さを批判的に述べつつ、それに乗っかってネタにしてるのが面白い。
文庫版ではさらに執筆した後の経過報告もなされてるので、さらに興味深い内容になってる。

社会学者の個人的な偏見をヘリクツで理論化したもの、それが社会学です。
世間でいう「こじつけ」を、社会学では「社会学的想像力」といいます。
「働かざる者、食うべからず」は、明治以降に日本に輸入された言葉です。
高度成長期の若者も現代の若者も、イヤな仕事をすぐやめる点では共通です。
研修屋の教えることの55%はウソで、38%はハッタリで、真実は7%だけです。
日本人にはコミュニケーションは不要です。というか、無理です。
社会学者と心理学者が組めば、世界征服も夢ではありません。

まとめの一部を抜き出してみたが、やっぱり面白いなぁ。