ヴェトナム 1 - 4 日本

得点:巻(前半12分)遠藤(前半31分)中村俊輔(後半7分)巻(後半14分)
交代:中村俊輔→羽生(後半17分)遠藤→水野(後半23分)巻→佐藤(後半23分)
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地力がモロに出た試合だった。
試合が動いたのは前半7分。CKを相手選手が触れず、そのままkeitoの足に当たってOG。
不運な失点ではあったが、高さで数段劣るベトナムが低く速い球をニアに蹴ってくるのは当然のこと。
コパ・アメリカ決勝もそうだったが、やはりGKとDFの間にボール入れられるとこういう事が起きますね。


いきなりの失点にも動じなかった日本。
DFの裏に長いボールを出してそこから展開という、いわゆる「ぽっかり」戦術で相手中盤のスペースを空ける作戦に出る。
その作戦がいきなり功を奏する。
前半12分、DF(ゴエモン?)が前線にロングフィード。?スケがお上手な切り替えしからムァキが胸で押し込んで同点。
あまりの外しっぷりに二代目師匠と呼ばれるムァキも外しようがありませんでしたね、サ、サ、サ
?スケはもちろん、巻のファーに逃げる動きも光ってますね。相手DFが微妙だったって事もありますが。


その後日本がぽっかり狙うも、ヴェトナムはしっかりと4-4のラインを保って中盤のスペースを空けない。
この辺りはしっかり対策してるなぁと感心させられた。
対する日本はボールを散らしてヴェトナムのスタミナを消費させる戦術にナチュラルシフト。


そして前半31分。
左サイドでENDがゴエモンにボールを預け、前に走りこんでボールを受ける。
そしてペナルティエリア前に走りこんできたダカーにパス。これを相手DFが倒してFK。
得意な位置でENDがビューティフルなFKを決めて2-1と逆転。
もちろんENDは素晴らしかったが、ダカーの動きもまた素晴らしい。
ENDがゴエモンにボールを預ける際に一旦下がって密かにフォロー。
そしてENDがボールを受けた時には自分が空けたスペースに走りこんでいる。
中盤に一旦下がってボールを受けるのが上手い選手だが、これもまたお見事。


後半はヴェトナムもバテててきてずっと日本のターン。
そして後半6分。ゴエモンとENDのパスワークからバイタルエリアに?スケが走りこんで珍しい右足のシュート。
完璧
この崩しは何度見ても飽きませんね...相手DF完璧に置き去りにされてます。


後半14分にはENDのFKをムァキが引っ張られながらヘディングで4点目。
GKの頭を超えた辺りから落ちてくる完璧な球でしたね。
後は試合を殺して終了。ヴェトナムがかわいそうになるくらい圧倒的な試合ですた。


良かった選手はEND、ゴエモン、?スケ、ダカー、ムァキ。
特にENDはやりたい放題でしたね。
ただ、非常に不安な点として加地さんの出来が微妙でしたね。
凡ミスがやたらとあったし、全ての得点が左サイドから生まれてるように右サイドは機能不全だったにだ。
また、相手がドリブル仕掛けてくる際の守備にも一抹の不安が。
後半開始直後、中盤でボール持たれた後ドリブル相手にずるずるとゴール前までお付き合いというシーンが何度もありましたね。
OZ*1は特に左サイドがドリブルお上手なので、この辺り修正しないとヤヴァい事になりそうにだ。


ヴェトナムは非常に好感の持てるチームでした。
個々のスキルの差がモロに出たので大敗しましたが、統率も取れてるし、バテないスタミナもありそうですし。
もう少し体格差で負けていても体を当てていくようになればブッカンくらいには強くなりそうですね。
というかブッカンにタイプが似てる感じ。攻めはカウンターが基本なのが違うくらいで。


さて、準々決勝はOZに決まり。
ここはなんとしても叩いておきたいところですね。

*1:オーストラリア