ニッポン問題 M2:2 宮台真司, 宮崎哲弥

ニッポン問題―M2:2 (朝日文庫)

ニッポン問題―M2:2 (朝日文庫)

M2の中で、コレだけ読んでなかった。
M2全般に言えることだが、脚注が付いてるとは言え、分かりにくくてさらっとはとてもじゃないが読めない。
そして、時事問題を多く扱っているので、もう今更読んでもなぁという箇所がいくつか出てくる。
ただ、それでも中身は古くなく、経過が分かった今読んでも間違っている箇所がほとんどないのは賞賛に値する。
明らかに外れたのは小泉政権が長続きしたことくらいだな。
引用するとキリがないので(一部、別の本を紹介するときに引用するが)巻末の推薦図書だけ全文引用する。


両氏共に薦めるのは 小室直樹『危機の構造』丸山眞男『日本の思想』ジョン・ロールズ『正義論』の3冊。
どれも読んでみたいが、『正義論』の方は新訳待ちかなぁ。図書館に無い上に中古で3万、さらに訳が悪いとなると無理無理。
山本七平小室直樹丸山眞男は自主的にも読もうとは思ってるのだが...
仏教系は個人的にスルーかな今のところ。特に興味が沸かない。
宮崎哲也推薦

和辻哲郎『人間の学としての倫理学岩波書店
丸山眞男『日本の思想』岩波新書
川島武宜『日本人の法意識』岩波新書
イザヤ・ベンダサン日本教について』文藝春秋
山本七平『現人神の創作者たち』文藝春秋
山本七平小室直樹日本教社会学講談社
小室直樹『危機の構造』中公文庫
濱口惠俊『日本研究言論』有斐閣
竹内靖雄『「日本人らしさ」とは何か』PHP文庫
保坂幸博『日本の自然崇拝、西洋のアミニズム』新評論
小室直樹『日本人のための宗教原論』
藤原保信『自由主義の再検討』岩波新書
ジョン・ロールズ『正義論』紀伊國屋書店
マイケル・J・サンデル『自由主義と正義の限界 第二版』三嶺書房
ジーン・B・エルシュティン『裁かれる民主主義』岩波書店
デヴィッド・ラスマッセン『普遍主義対共同体主義日本経済評論社
マイケル・ウォルツァー『正義の領分』而立書房
ウィル・キムリッカ『現代政治理論』日本経済評論社
アマルティア・センアイデンティティに先行する理性』関西学院大学出版会


(以下仏教系)
増谷文雄『阿含経典』筑摩書房 全六巻
長尾雅人・戸崎宏正『大乗仏典1 般若部経典』中公文庫
和辻哲郎原始仏教の実践哲学』岩波書店
副島正光『釈迦』清水書院センチュリーブックス 人と思想
副島正光『大乗仏教の思想』清水書院センチュリーブックス 人と思想
小川一乗『大乗仏教の根本思想』法蔵館
三枝充悳『中論 縁起・空・中の思想』第三文明社レグルス文庫 上中下巻
中村元『龍樹』講談社学術文庫
定方晟『空と無我』講談社現代新書
山口瑞鳳チベット東京大学出版会 上下巻
ロジェ=ポル・ドロワ『虚無の信仰』トランスビュー

宮台真司推薦

碧海純一『法と社会』中公新書
アマルティア・セン『不平等の再検討』岩波書店
ウォルター・ベンヤミン『複製技術の時代における芸術作品』岩波文庫
エミール・デュルケーム『社会分業論』講談社学術文庫
小熊英二『<民主>と<愛国>』新曜社
小室直樹『危機の構造』中公文庫
ジョン・ロールズ『正義論』紀伊國屋書店
ジョン・ロールズ著 スティーヴン・シュート他編『人権について』みすず書房
チャールズ・テイラー/ユルゲン・ハーバマス『マルチカルチュラリズム』岩波書店
ニクラス・ルーマン『精度としての基本権』木鐸社
ニクラス・ルーマン『近代の観察』法政大学出版社
ハナ・アーレント全体主義の起源みすず書房 全三巻
長谷部恭男『憲法学のフロンティア』岩波書店
廣松渉『<近代の超克>論』講談社学術文庫
丸山眞男『現代政治の思想と行動(増補版)』未来社
丸山眞男『日本の思想』岩波新書
見田宗介現代社会の理論』岩波新書
リチャード・ローティ『偶然・アイロニー・連帯』岩波書店
ローレンス・レッシグ『コモンズ』翔泳社