ガチ☆ボーイ【スタンダード・エディション】 [DVD]

ガチ☆ボーイ【スタンダード・エディション】 [DVD]

最近、邦画が好調だと言われている。
しかし概ね語られているのは、例えば邦画の興行収入が洋画を超えたとか、ポニョがどれだけ観客動員したかとかいうのがほとんどだ。
興業的にはさほど目立たないけれど、実際見ると面白いという邦画が最近かなり増えていると思う。
あまり映画を見ない人間が言っても全く説得力がないが、1980年頃から2000年頃まで邦画で良作があっただろうか?
個人的には『シコふんじゃった』くらいしか思いつかない。


『ガチ☆ボーイ』は1週目で観客動員数が7位とさほど振るわなかった作品らしいのだが、
恐らく学生プロレス映画というマイナーっぽいテイストが足枷になったのだろう。
プロレスに興味ない人には食指が伸びないだろうが、これはプロレスに興味ない人にも薦められる青春映画だ。
もちろんプロレスに興味ある人なら尚更だが。


伏線を張ってそれを回収していくタイプの映画なので、なるべく予備知識を持たないで見て欲しい。
超映画批評のコメントを見るくらいなら大丈夫だが、困ったことに予告編を先に見ることは特に厳禁だ!
きっちりネタバレかましてくれるし、最も感動するシーンを持ってくるという一番やっちゃいけない事もやらかしてくれてるから。

「僕が生きてるって証はプロレスしかないんだ。」

これはガチで面白い。