日本 1 - 1 オーストラリア(4 PK 3)


得点:高原(後半27分)
交代:加地→今野(後半43分)中村憲剛→矢野(延長前半10分)巻→佐藤(延長前半12分)

ハイライト

しっかし、強くなったなぁ日本。
1年でこれだけ強くなるんなら、3年後どうなる事やら。


メンバーはいつもの通り。
OZは4-4-2ではなく3-5-2で来た。
中盤を厚くして日本に対抗しようと思ったのか2topだから3バックにしたのかは定かではないが。


OZ攻撃の中心、ビドゥカの怖さは何といってもポストプレイ。
ヘディングも強いし、当たりも強い。
振り向きざまのシュートはそう怖くないが、楔になって出すパスはWCでも決められた事があった。


ボンバーがビドゥカマークに付くのはWCと同じ。
WCでは他に地してからの指示は恐らくなかったと思われる。
結果はオサレ*1がクロスを恐れてか、ラインをずるずると下げたおかげで中盤が間延びし、
バイタルエリアがぽっかり空いたところにビドゥカからの楔のパスが出て、それをMFが走りこんで大ピンチ。
という場面が再三見られた。


誤審はまずラインを上げることを指示。これによってバイタルエリアのケアがし易くなった。
さらにビドゥカをボンバーとボランチで挟み込んで自由にさせないという練習を徹底して行なったらしい。
これによって楔のパスはほぼ機能しなくなった。
また、水野を使ってロングスローや、CKの対策も行なっていたとのこと。
ひたすらシュート練習に明け暮れた地してと比べると泣きたくなりますね。


試合ではCK以外ではほとんど危ない場面が見られなかった。
結果的にCKから点を失ったのだが、この場面はビドゥカが交代してアロイージをマークしていたkeitoがキューエルに付き、
アロイージに巻が付いたことも若干影響したのだろう。
多少アンラッキーではあったが、その辺りが悔やまれる。


前半からほぼ日本ペース。
後半失点した直後にダカーのゴールで追いつくも、31分にOZにキムチ券が出たことでキューエル以外の8人がドン引き。
かえってやりにくくなってしまった。
アジアレベルでは常にドン引きの相手と戦ってきた日本ではあるが、対策として


1サイドに振ってからハイボールを上げて高さで勝負
2サイドに振ってからミドルシュート
3サイドに振ってから逆サイドに上げてシュート
4サイドに振ってからDFとGKの間にグラウンダーのクロス
の4つが効果的なのだが、
1は高さで負けるのでほぼ無効
2はバイタルエリア空けてくれないので距離が遠い
3はボールウォッチャーになってくれない
4はDFとGKの間がない


と、正直OZ相手には打つ手が見当たらない。
組織的な守備には難点があるものの、個々のスキルが高いだけに、あそこまで引かれるときついわ。
丁度EURO2004ギリシアが優勝したように*2
それでも2、3度チャンスはあったものの、?スケがボレーの際に攣ってクリーンヒットしなかったりと得点を逃す。
シュワルツァーが手前に弾くという癖以外は神反応だったのも災いしましたね。
個人的には日本が勝った状態で、OZがパワープレイを仕掛けてきた時の対応を見たかったんですが。


一部で「途中交代全然しなかったのは地してと変わらなさ」という声があったけど、
1-1で、かつ相手10人で、全く攻められる恐れが無い状況で変える必然性は無いですね。
勝ち越せば最後の方で時間稼ぎに使えばいいし、点が入らなければ延長でカード切ればいい訳で。
まぁ個人的には寿人を延長前半5分くらいで入れて欲しかったが。


そしてPK戦で川口神降臨。

テソは3本目も止めれたと悔やんでたらしいが...どこのチートですか。
しかし、ENDのPKはレベル高すぎですね。
シュワルツァーがピクっと動いた瞬間に逆に蹴ってるし、ボール見てないしw


MOMはPK2本止めたテソですが、ビドゥカを完璧に抑えたボンバー、動きまくってた剣豪も良かったですね。
剣豪はサイドチェンジのボールに精度を欠いた面もあったが、守備面でも攻撃面でも貢献しまくってましたね。
前回同様微妙だったのは加地さんだなぁ。
やはり右からの攻めがほとんど無かったし、キューエル相手にかなり危ない面が見えたし。
ただ、あの運動量は代えがたいし、多少は前へのパスも出てきたので*3今後に期待。


そして誤審萌え。

*1:宮本。普段の服装があまりにもオサレなので

*2:まぁあの守備は組織面でも優れていたが

*3:相手が3バックというのもあるが