下妻物語
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日本映画の明るい未来と暗い現実が見え隠れするような映画。
いや、そう感じるのはたぶん俺だけ?
超映画批評でやたらと褒められてたので気にはなってたのだが、
「裏ビデオ要りませんか?」と雀荘で叫んでた地方公務員の某S氏から借りた。
観たのは連休中だったがコメント書いてないのに気づいたので今書く。
素晴らしい。日本映画の未来は明るい。
あらすじは上のリンク先見てもらうとして、まずキャスティングが素晴らしい。
深田恭子と言われても個人的にはピンと来ないが、この主人公は彼女しか出来ないだろう。
あまり健康的なイメージではなく、すこしヒネてる、そんな感じ。
土屋アンナはモデルでそんな人いるという認識でしかないが、かなりハマリ役。
多少演技が下手でもヤンキーなら何とかなるんだろうか。クサくてもそれが味になるだろうし。
小池栄子は同上。つか「ごくSせん」*1そのまま。
その他にも樹木希林、宮迫博之、岡田義徳と要所を押さえたキャスティング。
惜しいのは一角獣の阿部サダヲ。個人的には生瀬勝久の方が良かった気はする。
次に監督。素晴らしい。キャスティングも監督が決めたんだろうから全て監督が良いという事になるが。
「サッポロ黒ラベル」の「LOVE★BEER」シリーズのCM*2を手がけたとあって、まず演出のセンスが凄い。
俺にも分けて欲しい。貰っても使う所が無いかもしれんが。
随所に見られるギャグもCM風でテンポがあって面白いし、
ネタを延々と垂れ流すのではなく、つかみの部分だったり、話がダレそうな部分に効果的に挿入している。
こーいう事やられると俺は非常に弱い。スパイダーマンとか、アメリとか。
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問題は原作が少女漫画、監督がCM監督出身という点。
映画の世界だけでは良い映画が録れないんじゃないかという危惧がそこはかとなく。
周防正行監督もハリウッド行っちゃったしなぁ。